贈りもの
良かったら…貰ってやってくれないか?
一応、君の為に俺が作ったんだ。
君の瞳と…俺の髪と同じ色。
気休めにしかならないかもしれないけど…
俺が居ない時、俺の代わりに君を守ってくれるように…
そんな気持ちを込めて作ったんだ。
いつも側に居られなくてごめんな…。
でも…何処に居ても俺はいつも君の事だけを考えてる。
戦闘に集中出来なくなりそうなくらいに…な。
…好きだ…。
アスラン・ザラ
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何か…気の利いたものを贈ってやりたいと思ったんだ。
でも俺はそういう事を考えるのが苦手で…
言葉にして伝えるのも苦手だしな…知っているとは思うが…
でも、お前にはいつも世話になっているし…
側に居てくれるだけで俺は救われているんだ。
こんな俺でも、必要としてくれる人が居るんだと。
だから…お前の為に曲を作ってみた。
聴いてくれるか?
お前だけの為の曲…
レイ・ザ・バレル
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俺もやれば出来るんだなぁ…って実感したぜ?
いっつもお前に作ってもらってばっかだし?
たまには俺の手料理でお出迎えってのもいいかな…ってね。
って…何だよその引いた顔はさぁ…
一応、記念日なんだぜ?
お前が生まれた大事な日、分かってる?
そんな日くらいのんびりして欲しいだろ?
ま、本当のプレゼントは他にあるんだけど…な。
…絶対に『Yes』って言ってくれよ?
ディアッカ・エルスマン
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こんな事をするのはキザな男だと思っていたんだがな…。
まさか自分がする事になるとは思ってもみなかったぞ。
年の数だけバラの花が欲しい…か。
お前も意外と単純な女だったんだな。
バラの花束を抱えて歩く姿は見せられたものじゃ無かったが…
お前のその笑顔が見れれば…いいだろう。
俺の誕生日の時には覚悟しておけよ?
絶対に困るような事を頼んでやるからな…。
イザーク・ジュール
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どう?
綺麗な夕日でしょ?
今日はこれを君に見せたかったんだ。
僕のお気に入りの場所。
一人になりたい時はいつもここに来てた…。
でも、君に出会ってからはそんな気持ちになる事、なかったんだよ。
だから、ここへ来たのは本当に久し振りなんだ。
どうしても…君と一緒に見たかった。
二人だけの秘密の場所…だよ?
これからもずっと…僕の側に居てくれる…よね?
キラ・ヤマト
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今回のテーマは「贈りもの」でした。
どうやら最近はレイがお気に入りのようです。
バラの花束を抱えて歩くイザークを想像して悶えてしまいました。
タイトルを「プレゼント」にしようかなぁとも思ったんですけど…
何となく「贈りもの」にしてみました。